諸経費動向調査の現地視察

2017年4月25日

2017年4月25日、5月16日〜18日

成果3(積算管理)の活動で、ベトナムの建設省が抱えている積算システムの課題の改善に向けて2015年4月からCPMU会議(注)を重ねて様々な議論を重ねてきました。その一つとして建設工事の間接工事費の改善を図るために、諸経費動向調査を実施する運びとなりました。

諸経費動向調査とは、間接工事費の「共通仮設費」および「現場管理費」に関する内訳についての実態調査を指します。実際に各建設会社はどの程度の間接工事費が掛かっているかを調べて、発注者側が間接工事費の比率の積算をするための参考にするための調査です。

この調査を2017年4月25日にクアンニン省の建設会社1社、2017年5月16日〜17日にホーチミン市の建設会社2社、2017年5月18日にクアンビン省の建設会社1社の協力を得て、諸経費動向調査の概要をカウンターパートが主体になって説明しました。今後の予定として2017年6月中に調査票を回収して、現状の間接工事費の比率のケーススタディーを実施します。

(注)CPMU(コンポーネント・プロジェクト・マネジメント・ユニット)は、CPMUはコンサルタントとチーフアドバイザーで構成されるJICA専門家と連携しプロジェクト活動を管理・実施する成果別のプロジェクト管理ユニットのことで、成果別にカウンターパートと会議を実施するためにあります。

【画像】

2017年5月18日にクアンビン省の建設会社での協議の模様