General Data Protection Regulation（GDPR）研修

2021年11月22日と23日の2日間、牛島総合法律事務所に所属する弁護士によるGeneral Data Protection Regulation（GDPR）研修を実施しました。プロジェクトのカウンターパートである情報通信省情報セキュリティ局（AIS）から12名が参加しました。

GDPRとは、欧州連合（EU）内のデータ保護を強化するための規則のことです。欧州連合域外への個人情報の輸出も対象としていることから、欧州連合内に支店を持つ企業や、欧州連合に居住している人を対象とする事業を展開する企業も対応を迫られています。

2日間の研修では、GDPRの成り立ちから始まり、GDPRの理論的な内容とともに、実際の事例をケーススタディとして学びました。また、米国や中国、アジア地域の個人情報保護に関する最新の状況が共有されました。研修生は机上の理論ではなく、実務に直結する実際的な経験に興味があることから、弁護士である講師自身が経験した事例を特に興味深く聞いていました。

ベトナムにおいては個人情報保護の規則が作成中であることから、本研修を通して得られた知見が、ベトナムにおけるデータ保護・個人情報保護の強化につながっていくことが期待されます。