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132. 農業機械化を通じた低炭素排出稲作モデル研究と普及活動(2025年2月23日)

本プロジェクトのモデル5「稲作における労力削減およびコメのバリューチェーン向上のための機械化とオートメーションの活用」に関する研究討論のため、北海道大学のリカルド・オスピナ先生がベトナムを訪問しました。併せて、この研究の試験サイトがあるロンアン省でワークショップも開催しました。本モデルでは、ヤンマー社の農業機械を活用し、農業機械化に関する実験を行い、その結果として温室効果ガス排出量の削減についても調査を進めています。

研究の進捗については、工学部長のNguyễn Văn Cương先生をはじめとするチームメンバーとともに、現在の状況や今後の課題について議論しました。オスピナ先生からは、これまでに得られた成果やデータに関する意見をいただき、また北海道大学におけるさまざまな研究事例を紹介していただきました。その結果、カントー大学(CTU)の教員は、新たな研究の方向性について示唆を得ることができました。さらに、メコンデルタにおける地域的な取り組みの紹介を通じて、日越間で活発な議論が行われました。

ロンアン省でのワークショップでは、モデル5の研究チームリーダーが試験結果に基づく成果を発表しました。発表内容には、農業機械を用いた精密施肥法と間断灌漑(Alternate Wetting and Drying: AWD)の組み合わせによるメタンガス排出の抑制効果、播種量の削減、さらにはドローンによる画像分析の結果などが含まれていました。オスピナ先生からは、自動運転技術に関する北海道大学の先進的な研究事例が紹介されました。また、試験サイト周辺の農家からは研究成果に対する関心が寄せられ、新しいモデルが生産コストにどのような影響を与えるのかについても詳しく検討してほしいという要望がありました。

モデル5の研究内容は、本プロジェクトが支援するスマート農業修士課程とも密接に関連しています。研究と教育を結び付ける観点からも、今後さらにプロジェクト内のさまざまな活動を有機的に連携させていきたいと考えています。

参考プロジェクトニュース

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写真1.ロンアン省試験サイトで稲の生育状況を確認

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写真2.ワークショップで発表するオスピナ先生

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写真3 ワークショップ参加者