【ニューズレター】DPUB2 ニュースレター7月号

1. 障害者開発庁と協力し、民間企業向けに障害者雇用セミナーを実施

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DPUB2プロジェクトの啓発チームは、障害者開発庁(GADPWD)と協力し、民間企業の障害者雇用に対する理解を深めるためのセミナーを開催しています。
GADPWDは民間企業20社を対象にセミナーを実施する予定です。啓発チームのメンバーであるバッチメグさんとムンフトールさんが講師を務めます。
DPUB2とGADPWDは、これまでにMisheel group、Eco construction、Khan bank、E-Mart Chingis branchの4つの民間企業の経営層、人事部、従業員を対象に研修を実施しました。

2.ジョブコーチによる就労支援

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知的障害のあるザヤさんがジョブコーチのオソルジャラムさんと初回の面談(インテーク面談)を行いました。オソルジャラムさんは、本人がどのくらい働きたいのか等の気持ちを丁寧に確認し、記録に残しています。
ナーダム休みの後、オソルジャラムさんが所属するNGOの作業体験室で、3日間の本格的なアセスメントを実施することになりました。これからジョブコーチがどのように就労支援を展開していくのか、引き続き公開していきたいと思います。

3.企業啓発人材第2期生フォローアップ研修の開催

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6月27日、第2期生企業啓発人材フォローアップ研修が開催されました。研修には、地方からのオンライン参加者3名を含む12名が参加しました。DPUB2のスタッフであり、第1期修了生のムンフトールさんと数名の第一期生が研修実施に協力しました。
JICA専門家の石井氏、原口氏、近藤氏(株式会社ミライロ所属)は、価値のあるコンテンツの作り方、価値の維持の方法、プロとしてのあり方など、10年間のビジネス経験を共有しました。
彼らは10月にもモンゴルを訪れ、企業啓発人材と協力して第10回企業啓発セミナーを開催する予定です。このセミナーでは、第2期生の活躍が期待されています。

4. 本邦研修のルポ記事を3本公開

冷たい小雨が降りしきる2月中旬、モンゴル人研修員18人と介助者が大阪を訪問しました。研修員は、モンゴルの社会福祉分野の政策を所管する労働・社会保障省をはじめ、GADPWDや労働社会福祉サービス庁、首都ウランバートル市の労働福祉局で障害者の就労促進に関わる行政に日々、携わっている行政官や公務員、企業の人事担当者、障害当事者団体など、多様な顔ぶれから構成されています。
一行は、モンゴルの労働・社会保障省とJICAが2021年から実施している技術協力「障害者就労支援制度構築プロジェクト(DPUB2)」の活動の一環として、日本の障害者の就労現場を視察し、支援機関の取り組みや役割、ジョブコーチがどのように活躍しているのか学ぶために来日しました。 訪問先で積極的に質問し、日本の制度を学ぶ研修員たちの様子をまとめた記事が掲載されましたので、ぜひ以下のリンクよりご覧ください。