国道5号線改修事業(プレッククダム-スレアマアム間)(第三期)
National Road No.5 Improvement Project (Prek Kdam - Thlea Ma'am Section) (3)
実施中案件
- 国名
- カンボジア
- 事業
- 有償資金協力
- 課題
- 運輸交通
- 借款契約(L/A)調印
- 2020年3月~
- 借款契約額
- 117.15億円
プロジェクト紹介
カンボジアでは、鉄道整備が遅れており、道路輸送が国内輸送の中心的役割を果たしています。カンボジアの運輸インフラは1991年の内戦終結時から日本や世界銀行、アジア開発銀行などの支援を得て、道路などの修復が進められており、道路・橋梁インフラの基幹部分については修復・整備が一巡しつつあります。しかし、内戦後の応急修復箇所の劣化や幅員不足等の箇所もあり、今後のカンボジアの経済発展による国内・国際物流の増加に対応するためには、既存道路の改修が課題となっています。中でも国道5号線はカンボジアの基幹道路であるとともに、アジアハイウェイ1号線及び南部経済回廊の一部であり、メコン地域の産業大動脈として機能することが期待されています。この協力(第3期)では、首都プノンペンとタイ国境を結ぶ国道5号線の内、プレッククダム−スレアマアム間において、既存道路の改修及び拡幅、並びにバイパスの整備等を行うことにより、対象地域における輸送能力の増強および輸送効率の改善を図り、同国の経済発展の促進に寄与します。