2022年2月10日
新型コロナウィルスとの闘いが続く中、JICAは、協力隊員が作成した感染予防ポスターの配付やマスクの寄贈に続き、児童を感染から守るためにさらなる対策を講じています。今回は、エチオピア水技術機構(EWTI)と協力し、アディスアベバ市内の5つのサブシティに属する学校に対して手指消毒液を寄贈しました。
手洗い用水の供給が不十分とされる幼稚園と小学校が、アラダ、ボレ、グレレ、キルコス、コルフェケラニヨのサブシティにおいて選定されました。これらの学校の代表者は、手指消毒液を受け取っただけでなく、消毒液を使った適切な衛生対策や消毒液の安全な保管に関する指導をEWTIのインストラクターから受けました。
JICAエチオピア事務所水衛生プログラムオフィサーのエイヤス・グタ氏は、引渡式の中で、「私達は自分自身と愛する人を守るため、衛生・安全指導の内容を行動変容につなげ、習癖として身につける必要がある。」と述べました。
また、EWTI総裁のタメネ・ハイル氏は、「全ては、子供たちを教育し、守り、そして正しい道を歩ませることから始まる。この消毒液と指導教材の寄贈により、私たちは長期にわたって地域社会に影響を及ぼし続けることができる。」と引渡式で話しました。
JICAは、今後数週間にわたって学校をフォローし、その取組みを注視・支援する予定です。