ワクチン管理能力強化のため、330台のコールドチェーン機材(アイスライン式冷蔵庫)を供与

2023年2月13日

独立行政法人国際協力機構(JICA)インドネシア事務所は、技術協力プロジェクト「新型コロナウイルス及びその他感染症ワクチン管理能力強化プロジェクト」において、インドネシア保健省疾病予防対策総局(Directorate General of Disease Prevention and Control)に対し、デンマークVestfrost社製のアイスライン冷蔵庫 330 台を供与するため、1月28日に引き渡し式典を実施しました。

この機材供与は、新型コロナウイルス感染症等に対する強靭な保健医療体制の確立のため供与されています。

引き渡し式典には、インドネシア保健省のBudi Gunadi Sadikin大臣、在インドネシア日本国大使金杉憲治大使と、JICAインドネシア事務所の安井毅裕所長が出席しました。

保健省に対して供与された機材はUNICEFを通じて調達されており、温度監理を行うためのモニタリング装置(温度データロガー)、コンプレッサーや内蔵温度計などのスペアパーツも含まれています。これら330台のアイスライン式冷蔵庫は、インドネシアにおける32州、232の市/地区の保健事務所で使用される予定です。また、JICAは同プロジェクトにおいて、インドネシア保健省予防接種管理局(Directorate of Immunization Management)と協力し、ワクチンのコールドチェーンを担当する倉庫管理者や技術者に機材保守管理等のトレーニングを提供し、アイスライン式冷蔵庫の適切な使用、管理、メンテナンスを確保するための技術支援に努めています。

JICAは、これらの機材供与、トレーニング等を通じて、適切なコールドチェーン体制のもとで必要なワクチンの品質を確保し、COVID-19ワクチン接種プログラムだけでなく、インドネシアの定期小児予防接種プログラムを支援するための協力を行います。

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機材供与の様子

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供与されたアイスライン式冷蔵庫