生物多様性のための30by30アライアンス設立について-ネイチャーポジティブ取り組み推進に向けて-

2022年4月11日

現在、世界的に生物多様性の損失が続いています。自然の恵みや海の幸山の幸と表現するとおり、私たちの暮らしや社会経済活動は生物多様性に支えられています。昨年6月に英国で開催されたG7サミットにおいて合意された「G7 2030年自然協約(G7 2030 Nature Compact)」の中で、G7各国は、2030年までに生物多様性の損失を食い止め、回復させる(ネイチャーポジティブ)という目標達成に向け、世界及び自国の陸域・海域の少なくとも30%を保全・保護すること(30by30(サーティ・バイ・サーティ))を約束しました。今年開催予定の生物多様性条約第15回締約国会合(CBD-COP15)では、新たな世界目標「ポスト2020生物多様性枠組」(GBF)が採択される見込みであり、これらの目標については、GBFにおいても盛り込まれる見込みです。

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30by30アライアンス ロゴ

このたび、30by30目標の達成に貢献するため、産民官の発起人の発意によって、「生物多様性のための30by30アライアンス」が設置され、環境省ホームページにて発表されました。

JICAは、同アライアンスの発起人メンバーとして参画し、国際発信等を通じた世界における30by30及びネイチャーポジティブに向けた機運の醸成、プロジェクトを通じたネイチャーポジティブへの具体的貢献に取り組んで参ります。

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【環境省 報道発表資料】

【生物多様性のための30by30アライアンス ホームページ】