【参加者募集】2024年1月19日(金)オンライン開催:「コロナ後の観光産業界が実践でき、評価されるSDGsの取組とは」

2024.01.11

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概要

JICAは、国連世界観光機関(UN Tourism)との初の共同出版物として、2023年7月に「観光プロジェクトのための指標ツールキット(通称、TIPs)」を制作しました。この日本語版の完成を記念して、公開セミナー「コロナ後の観光産業界が実践でき、評価されるSDGsの取組とは」を2024年1月19日(金)13:00~15:00にオンラインで実施します。

観光産業は新型コロナウイルス感染症によって大きな打撃を受けました。観光客を呼び戻すため、観光産業は観光地の新たな魅力を観光客にアピールしようとSDGsに着目した観光産業の活性化に取り組んでいます。TIPsは、観光を通じたSDGの達成や、観光に関連する補助金事業やKPI等に活用できる指標群を紹介するものです。TIPsを活用し、自分の観光ビジネスがどのSDGsにどの程度貢献しているのか計測するための指標を設定することができます。政府機関、地方自治体、宿泊事業者や旅行会社、観光協会等、観光に携わる関係者に広く活用されることが期待されます。

観光産業がこれからも社会と環境のバランスを取りつつ存続していくには何が大切か、そして観光産業従事者はSDGsの達成に向けて何ができるのか、パネルディスカッションで産学官の観光専門家が議論し、併せて共同出版の内容をご説明します。

イベント詳細

日時:2024年1月19日(金)13:00~15:00
場所:オンライン開催(Zoom)
参加費:無料
内容(予定)
13:00 開会の辞、主催者挨拶、関係者挨拶
13:15 TIPs紹介
13:30 第一部 講演 『テーマ:観光の力で実現するSDGs』
14:15 第二部 パネルディスカッション
<パネリスト>古屋秀樹氏、田所明人氏、熊田順一氏
<モデレーター> 丸山芳子氏

参加申込方法

1月17日(水)15時までに以下のリンクからお申し込みください。
https://forms.office.com/r/3Jqt5ZQjX0

パネリスト詳細

  • 古屋 秀樹氏(東洋大学 国際観光学部教授)
    専門は観光を活用したまちづくり、観光行動分析。観光庁持続可能な観光指標に関する検討会委員、日本観光振興協会デジタル観光統計の整備と適切な運用に向けた検討委員会委員等を務める。
  • 田所 明人氏(東京観光財団 総務部企画調査担当部長)
    2007年入職。10年以上に亘り東京都の海外プロモーションに携わる。観光庁広域周遊のための専門家派遣事業登録専門家。
  • 熊田 順一氏(JTB総合研究所 主席研究員)
    専門は観光とSDGs研究、サステナブルツーリズム実践。元UN Tourismアジア太平洋地域担当シニアオフィサー、日本サステナブルツーリズムイニシアティブ業務執行理事。

モデレーター詳細

  • 丸山芳子氏(ワールド・ビジネス・アソシエイツ チーフ・コンサルタント)
    TIPs開発チーム日本側リーダー。持続可能な観光やDMOに関する専門家。中小企業診断士。

国連世界観光機関(UN Tourism)について

国連の専門機関であり、誰もが参加できる持続可能な責任ある観光促進に重要かつ中心的な役割を担う国際機関です。観光政策における国際的な課題や実践的な観光知識に関する交流の場としての機能を果たしています。UN Tourismは、159か国、6地域、2永久オブザーバー、500以上の賛助加盟員で構成されています。

「観光プロジェクトのための指標ツールキット(通称、TIPs)」について

JICAがUN Tourismと4年の歳月をかけて開発した出版物で、英語の正式名称はAchieving the SDGs through Tourism: Toolkit of Indicators for Projectsです。観光に関連する補助金事業や、開発プロジェクトなどでKPI等に活用できる指標群を紹介しています。2030アジェンダによる17のSDGsのゴールすべてに観光が貢献できることを説明している点が特徴です。国連機関であるUN Tourismが開発に関わっていることから、国際的に活用が期待される普遍的な内容になっています。利用者として、観光に関わる全てのステークホルダー(政府機関、地方自治体、宿泊事業者や旅行会社などの民間事業者、DMO・コンベンションビューロー・観光協会、非営利組織等)を想定しており、日本国内でも観光業界での幅広い活用が求められます。

本件に関する問い合わせ先

JICA経済開発部 民間セクター開発グループ第二チーム 淺井、佐藤
E-mail: edgps@jica.go.jp

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