小規模農家のための持続的農業技術普及プロジェクト

背景と目的

【写真】本プロジェクトは、

1)ニカラグア国の農牧技術庁(INTA)の農業技術普及体制を強化し、

2)有機農法をはじめとする、小規模農家にも適用可能な低投入型の持続的農業技術の開発及び普及を通じてニカラグア国の貧困削減を目指すものです。

  • 協力期間:2008年3月から5年間
  • カウンターパート(C/P)機関:農牧技術庁(INTA)

事業概要

【写真】本プロジェクトでは、INTA農業普及員の能力強化研修を行うと同時に、対象地域内にパイロット圃場を設置し、当該圃場で小規模農家が現実的に導入可能な持続的農業技術の模索及び成果の展示を行うことで、周辺小規模農家への技術の普及と定着を目指します。

プロジェクト活動初年度の平成20年度は、対象地域内の小規模農家及びINTA農業普及員に対する、作物栽培における課題とニーズの把握のための現況調査を行いました。この結果を踏まえ、具体的な普及員への研修計画及びパイロット圃場設置計画を策定する予定です。

事業ハイライト

【写真】小規模農家への導入可能性を検討するため、INTA試験場において、現地で入手しやすい様々な原料を利用しての有機肥料・有機農薬の製造及び、プロジェクト対象作物への施肥試験を行っています。

左の写真は、もみ殻を利用した有機肥料(燻炭:くんたん)の製作風景です。