JICA森林プロジェクトとの連携

2015年4月11日

コンゴ民主共和国にて実施中の「持続可能な森林経営及び REDDプラス促進のための 国家森林モニタリングシステム強化プロジェクト(フェーズ 2)」では、バンドゥンドゥ州にて森林インベントリを実施しています。ところが、キンシャサとバンドゥンドゥ州を移動する際の道路状態が極めて劣悪であるため、車両整備のための支出が予算を大きく超え始めていました。そこで、現有車両を長く安定して使用するため、車両整備に関する基本的な知識習得することを目的とし、2015年4月6日〜10日の5日間で車両整備基礎研修がINPPにて実施されました。INPPの自動車科では、当プロジェクトの日本人専門家がマスタートレーナーへ技術移転をしています。その技術移転によって、豊富な技術と知識を備えたマスタートレーナーや、マスタートレーナーから技術移転された指導員たちが、この研修の指導員として活躍しました。参加者からは、「事故が生じた際の対処方法を実践的に学ぶことができた」、「対処法だけでなく、予防も安定使用のためには大切であることが分かった」等の感想が聞かれ、大変有用な研修であったことが窺えます。この研修実施は、同国におけるプロジェクト間で相乗効果を生む活動として大きな実績となりました。今後もこのような協力関係を継続していければと思います。

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INPP指導員による座学の様子

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各種部品を確認する研修参加者

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INPPと森林プロジェクトのコラボレーション