ルブンバシ校にて、訓練相談・就業支援室の活動強化セミナー・ワークショップを開催しました

2019年7月20日

2019年6月24日~28日、「訓練相談・就業支援室の活動強化セミナー・ワークショップ」をINPP(コンゴ民主共和国国立職業訓練機構)ルブンバシ校にて開催しました。
セミナー・ワークショップの対象は、プロジェクトの対象地域であるINPPのルブンバシ校・リカシ校・カレミ校・カミナ校・コルウェジ校の訓練相談・就業支援室の職員です。

INPPは、訓練生に対して技術訓練のみならず、訓練終了後の就職支援を行っていますが、こうした技術訓練以外の訓練生に係る色々な相談業務を担っているのが「訓練相談・就業支援室」です。ただしキンシャサ校を除いて、INPP地方校の訓練相談・就業支援室は立ち上がって間もない状況であり、訓練生の訓練相談及び就職支援体制の強化が必要です。そこで、今回のセミナー・ワークショップでは、訓練相談・就業支援室の職員が、担当業務の活動計画の作成と活動のモニタリングをしっかりと行えるようになることと訓練生の就職支援を行えるようになることを目指し、実施しました。

セミナー・ワークショップでは、各グループ(就職相談・支援グループ、起業相談・支援グループ、訓練生相談グループ、民間企業連携グループ)に分かれて活動計画とモニタリングシートを作成し、グループごとに発表・意見交換を行いました。次に、今回のセミナー・ワークショップの主催者である、キンシャサ校の訓練相談・就業支援室の職員が、訓練生の就職支援活動を紹介し、その活動の一例として、実際に訓練生を30名程招聘し、履歴書の書き方セミナーを開催しました。

今回のセミナー・ワークショップの知見を活かし、今後は他州のINPPセンターへの普及を目指して、活動を実施していく予定です。

【画像】

活動計画・活動手順書の作成にかかるワークショップ

【画像】

モニタリングシート作成にかかるワークショップ

【画像】

訓練生対象の履歴書の書き方セミナーの開催事例

【画像】セミナー・ワークショップの集合写真