ナイロビ首都圏の公共交通の実態として、民間事業者が運行するバスやマタツ(中小型乗合バス)が市民の足を担っているものの、複数の事業者がルールや規制のないまま営業し、同一路線に重複して運行しており、その安全性やサービスレベルも低い状態となっています。国レベルや自治体レベルで複数の関係機関が存在し、重複業務が多いことも運行事業者を適切に管理することのできない原因の一つと考えられています。本プロジェクトでは、ナイロビ首都圏において市民に信頼される安全で質の確保されたバスサービスが提供されるために、バスシステムの管理体制の構築とその役割を担うNaMATAの能力強化に取り組んでいます。