第3回JCC(合同調整委員会)開催

2016年1月5日

12月10日、CAAN(ネパール航空局)会議室にて3回目となるJCC(合同調整委員会)が行われました。本JCCは、サンジブ・ゴウタム長官を始め、JICAネパール事務所、JICA本部等、総勢29名の参加の中実施され、プロジェクトのPDM(Project Design Matrix)の変更、具体的には1年間のプロジェクト延長、SMMS(Spare parts Management and Maintenance System:ネパール補給管理システム)の訓練コースの立ち上げ、MSSR(モノパルス2次レーダー)の追加訓練の実施が提案され、無事承認されました。
特に1年のプロジェクト延長については、8千人以上の死者を出した4月のネパール大地震、及び9月に発布された憲法に関する反憲闘争から端を発したインド国境付近による暴動により、現在も継続している燃料危機がプロジェクトの進捗に大きな影響を与えている事によるものです。JCCでは、12月10日現在未だに続く燃料危機等、諸々の困難の中、SMMS及び航空路レーダーの運用開始に向け一丸となって引き続き取組んで行く事で一致しました。そのためにもこの燃油危機の早々の解決を願うばかりです。

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第3回合同調整委員会の様子