短期派遣専門家による運用開始前の安全点検について

2016年3月17日

本プロジェクトで2016年開始予定の航空路レーダー管制業務に対し、運用開始前に主に運用マニュアルの安全点検を実施し、航空管制上の不安要素を取り除き、万全な体制での運用開始を目的として、今回、武田短期専門家が派遣されました。期間は2016年2月22日から27日までの6日間でした。
業務の主な内容は、航空路レーダー管制空域の運用において基本となる、ネパール管制当局が作業している標準運用方式のマニュアルの点検を行い、必要ならば、航空路レーダー管制業務に係るアドバイスを行うことです。ネパール管制側とのミーティングでは、レーダー管制業務に対する関心が高く、マニュアルもかなり整備されていましたが、いくつかの点で、武田短期専門家から必要な助言がありました。今後航空路レーダーが設置されることにより、安定した管制運用、航空交通の安全確保が可能となり、同時に航空機の運航効率の向上が期待できることになります。

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