航空路レーダーサイトに、小川正史在ネパール大使訪問

2016年5月18日

4月22日、兼ねてよりバテダタ山に建設中の航空路レーダーシステム訪問のご意向がありました在ネパール日本国大使館の小川正史大使が大山誠一等書記官と共に、航空路レーダー施設を見学されました。
当航空路レーダー施設は、昨年の地震やエネルギー危機等で工事が遅れておりましたが、本年2月より工事が再開され、現在5月中旬を目処に工事が完了する見込みとなっています。本航空路レーダーにより、航空路管制の安全が大幅に改善される他、管制官の負担も激減し、且つ現行より多くの航空機の管制も可能となることから、将来の航空機需要の増加に対応する事も出来、安全なネパールの空に、大いに寄与することは間違いありません。
見学当日は、既にレーダーのテストオペレーションも開始され、レーダー画面には飛行中の航空機がしっかりと映し出されており、小川大使もネパールにおける当レーダーの重要性を認識されている様でした。
5月中旬の工事完了後、管制官、管制技術官に必要な訓練を行い、その後飛行検査を経て本格的な運用が開始される事になります。

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ほぼ完成した航空路レーダー施設

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左から阿部専門家、小川大使、野宮専門家