第4回JCC開催

2016年12月7日

12月2日、本プロジェクトでは4回目となるJCC(合同調整委員会)が開催されました。本JCCには、サンジブ・ゴウタム局長を初めJICA本部、JICAネパール事務所、JCAB(国土交通省航空局)等、総勢35名が参加しました。
本プロジェクトは2016年12月で終了予定でしたが、地震の影響等を踏まえて、昨年のJCCにおいてプロジェクト期間の1年の延長が認められました。プロジェクト終了まで約1年を残すのみとなりました。
JCCでは、プロジェクトの進捗状況、この1年間の活動の成果、来年1年間の活動プランがプロジェクトより報告され、了承されました。また、二つのアウトプットの中で特に遅れている項目、来年重点的に実施する項目についてプロジェクト側から説明し、これら問題に団結して取り組むことで一致しました。
また、JCABより上野専門家が参加され、特別セミナーとして、日本におけるCNS/ATMの導入状況及び世界の状況を説明されました。CAAN(ネパール航空局)では来年以降、ADS-B(放送型自動従属監視)等、新しい世代の監視装置を導入予定であり、参加者も熱心に傾聴していました。
最後になりますが、今年の12月末で太田管制専門家と小職の任期は終了します。残り1年の活動については阿部専門家と後任に託して帰任する事となります。プロジェクトには未だ様々な問題がありますが、CAAN、JICA、JCAB一丸となってこれら問題に取り組み、プロジェクトが成功裏に終了する事を願ってやみません。その結果、本プロジェクトがネパールの空の安全に大いに貢献できるものと確信しております。

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第4回合同調整委員会の様子