KAP調査、無事終了

2015年10月15日

ベースライン調査第2段階のKAP調査(妊娠・出産・産後に関する住民の「知識」「態度」「行動」調査)が無事に終了しました。今回は、2014年に分娩した女性を対象に、チョンタレス保健管区サント・ドミンゴ市から調査を開始し(関連ニュース参照)、同保健管区アコヤパ市、セラヤ・セントラル保健管区エル・ラマ市、ヌエバ・ギネア市の4市、合計8パイロット市で実施しました。地元の大学の協力を得て、女子学生が調査員を務めたほか、保健省職員に加えて現地の保健ボランティアや有志が、幹線道路を外れ、雨季で通行が難しくなっている農地や荒れ地を進み、ニカラグア湖の離島にまで至る、遠方に点在する母子宅を一軒一軒訪問したほか、女性の集まる機会をとらえてインタビューによる情報収集を行いました。
プロジェクトでは、これで得られた調査結果を分析して、協力対象地域の母子保健に係わる現状と課題を明確にし、今後の具体的な活動・研修方針等を検討してゆきます。
最後に、今回、多大な協力をいただいた大学関係者と住民の皆さんに、この場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました。

【画像】調査対象となったパイロット保健セクター(水色の地域)を示した地図

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船でニカラグア湖の離島へ(アコヤパ市)

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地平線の先から戻ってきました。調査完了(アコヤパ市)

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インタビュー中、横で赤ん坊の面倒を見る親戚の少女

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事前に調査員研修を受ける女子大生(エル・ラマ市)

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100人以上の赤ん坊を取り上げた伝統的助産師の協力も得ました(エル・ラマ市)

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母子を訪ねて山間地区を馬で進みます(エル・ラマ市)

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草原でインタビュー調査

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泥土を進む

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時には川を横切って目的地へ