スーダンにおける安全な水へのアクセス率の全国平均は60%程度で、全世界平均91% (2015年)及びサブサハラアフリカ平均68%(2015年)を下回っている。なお、本事業のパイロット州となるカッサラ州と白ナイル州は、それぞれ54%、61%となっており全国平均を下回っている。一人一日当たり給水量も、例えばカッサラ州の都市部で48.3リットル、村落部で14.5リットル(ともに2010年)と低水準に留まっており、人口増加率が全国平均3.2%と高い水準にあることに鑑みれば、今後益々給水量がひっ迫する可能性をはらんでいる。
給水事業の実施体制としては、幹部人材の育成を水資源・濯減・電力省飲料水・…