No.1:「O&ODプロジェクト」の新フェーズがスタートしました

2015年5月19日

本年1月中旬、「地方自治強化のための参加型計画策定とコミュニティ開発強化プロジェクト フェーズ2」、通称「O&ODプロジェクト2」が開始となりました。新フェーズ開始に伴い、プロジェクト概要を新しくとりまとめましたので、ぜひご覧ください。

本フェーズは、「Maendeleo Pamoja!」(スワヒリ語で「みんなで開発!」)をキャッチフレーズに、2014年10月に終了した前フェーズの成果をタンザニアの広い範囲に普及・展開していくことを目指しています。その成果については、前フェーズプロジェクトホームページの最終記事をぜひご覧ください。

【写真】本フェーズの初出張となったコンドア県のムネニア村にて集合写真

【写真】住民たちの主体的な取り組みによって設置されたムネニア村役場の公衆トイレ。住民側のリクエストにより、本プロジェクトの出張にあわせて落成式が行われました。

新生O&ODチームは、タンザニア地方自治庁の行政官5名、JICA専門家5名の全10名。前フェーズのオリジナルメンバー5名に加え、新しいメンバーが5名加わりました。今後もまだまだ新しいメンバーを迎える予定です。
本フェーズ開始後、プロジェクトとしての初の大仕事となったのは、キリマンジャロ州での郡ファシリテータ及び県タスクフォースメンバーへの研修です。前フェーズでは、コースト州(バガモヨ県、キサラウェ県)、モロゴロ州(キロンベロ県、モロゴロ県、ウランガ県)、ドドマ州(コンドア県)内の6県を対象に活動を行いましたが、これらの地域での成果に感銘を受け、強いラブコールを送ってくれたのが、キリマンジャロ州のシハ県 、ハイ県及びサメ県だったのです。本プロジェクトの拠点がある首都ドドマからキリマンジャロ州までは車で片道約8時間。プロジェクト車両3台をフル回転しながら通う日々です。キリマンジャロ州での研修は5月中旬まで行います。次回の記事では、約3ヵ月にわたる一連の研修の様子をご紹介します。

【写真】キリマンジャロ州サメ県での座学セッションの一コマ。前フェーズで郡ファシリテータとして優秀な成果をあげ、シニアファシリテータとして選抜されたブライアン・サミュエル氏(キロンベロ県マングラB村)も今回の研修に参加し、サメ県の郡ファシリテータのたまごたちに先輩としてアドバイスをしています。

【写真】キリマンジャロ州ハイ県での座学セッションの一コマ。自治体タスクフォースのメンバーである県職員が今後、同県での改訂O&ODをどのように進めていくべきかプロジェクトメンバーとディスカッションを行いました。

【写真】キリマンジャロ州サメ県ルグル郡でのフィールドセッションの一コマ。座学セッションで学んだことを現場に持ち帰り、フィールド課題に取り組む郡ファシリテータをプロジェクトメンバーが訪問し、アドバイスを行います。