2020年11月11日
にいがたまちづくり会議を開催。地域おこし協力隊、海外協力隊、県庁職員など33名が参加し、交流を深め合いました。
会を進行したのは、地域おこし協力隊の及川さん(阿賀町教育委員会所属)と新潟県国際協力推進員の宮さん(海外協力隊OG・エクアドル隊員)。ふたり共通の志は、新潟県の活性化です。それならば「連携して共に新潟を盛り上げていきましょう」というひらめきからこの会が企画されました。
本開催には、新潟県や長岡地球広場のご協力をいただき、当日は満員御礼の盛り上がりとなりました。
6マス自己紹介により緊張がほぐれた後、それぞれの事業概要および活動紹介に加え、新潟県におけるSDGs動向を紹介いただきました。
会のメイン「SDGs de地方創生カードゲーム」は及川さんのファシリテートにより運営されました。チームに分かれた参加者が、架空のまちで生活する官民いずれかの役割を担い、個々のチームミッション達成と、持続可能なまちづくりの実現を目指します。
みんながプロジェクトを達成するためには、みんなが住みやすいまちづくりの実現が必要。ゲームを通しての学びは大変深く、それぞれが「協力」「対話」の重要性を再認識し、日々の暮らしを振り返る機会となりました。一人一人の意識が「持続可能なまちづくりのために協力しよう」と同じ方向を向いたとき、暮らしやすいまちが完成しました。
振り返りの時間では、ゲームを通して「人と人との繋がりを作ることや対話の大切さを改めて感じた」「まちづくりは人あってのものだと実感した」などの感想が共有されました。
会の終わり、長岡地球広場の羽賀センター長より「実際のまちづくりには時間がかかる。長岡市も長い時間をかけ、行政と市民が協働する現在のカタチを実現させた。海外協力隊と地域おこし協力隊の活躍に期待したい」と総評がありました。
参加者は自分の住む地域を盛り上げる、という共通の方向に向かっています。この会をきっかけに、県内アクターのネットワーク拡大と新潟県のさらなる活性化を期待します。
新しい出会いが、新しいアイデアを創造する機会となる、JICA東京はそんな場づくりを支援していきます。
報告者(市民参加協力第一課)/ 撮影: 高野 宙