大学の知見・経験を途上国の課題解決に!~埼玉大学でJICAスキーム説明会を開催

埼玉大学で、大学が活用できるJICAスキーム(SATREPS及び草の根技術協力事業)の説明会を開催しました!

2023年5月11日

途上国への研究協力展開を目指して

SATREPSの説明の様子  

草の根技術協力事業の説明

2023年4月24日、埼玉大学において、大学が活用できるJICAのスキームのうち、今回は地球規模課題対応国際科学技術プログラム(SATREPS)と草の根技術協力事業に焦点をあて、説明会を行いました。
  
JICAからは、SATREPS担当部署であるガバナンス・平和構築部STI・DX室と、埼玉県との地域連携を担当している東京センターが出席し、SATREPS及び草の根技術協力事業の制度や大学実施しているプロジェクトの事例を紹介しました。
会場には、埼玉大学の黒川秀樹理事(研究・産学官連携担当)・副学長をはじめ、多くの教職員関係者が集まり、またオンラインでは、埼玉大学と連携関係にある埼玉県立大学及び芝浦工業大学等からも参加があり、全体で60名近くの方にご参加頂きました。

埼玉大学の事例紹介

埼玉大学川本教授による事例紹介

JICAからの説明のみならず、現在、ベトナムでSATREPS案件に携われている教授からも事例紹介をして頂き、JICAの制度を利用する上での留意点、ポイント、必要な準備等を経験に基づいて説明頂きました。実際に携われている教授からのお話は、参加教員の皆さんにとって非常に参考になるものだったようです。
質疑応答では、制度利用を踏まえた質問も多々あり、今回の説明会を通して、JICAのスキームを身近に感じて頂けるきっかけになったかと思います。

JICAと埼玉大学との連携実績

JICAと埼玉大学の連携の歴史は古く、2010年に包括連携協定を締結しています。
その後、研修員の受入れ、JICA海外協力隊のセミナー実施、草の根技術協力事業やSATREPSへの参画等に積極的に取り組んで頂いています。
今後も継続して埼玉大学と連携しながら、途上国の課題解決のために、また埼玉県内の地域課題解決に向け、一緒に取組んでいきたいと思います。
   
市民参加協力第一課 深林 真理