113. ソクチャン省の水産養殖実験施設でクロホシマンジュウダイ種苗生産試験進捗状況を確認(2024年10月20-22日)
前回第112号ニュースレターの国際会議から引き続き、東京海洋大学の芳賀穣教授に共同研究モデル9「メコンデルタ在来種のための水産用配合飼料の開発」について、カントー大学(CTU)水産養殖学部の先生方と、CTU第2キャンパス(カントー市)内及びソクチャン省ヴィンチャウにあるCTUの水産養殖実験施設の現地視察を行いました。
ソクチャン省ビンチャウにあるクロホシマンジュウダイ及びバナメイエビの養殖実験施設(写真1)の視察では、Khoa先生からこれまでの成果や今後の課題について説明を受けました。クロホシマンジュウダイについては、これまでの研究過程で挙げられてきた諸課題の解決に向けて実験が順調に進んでいることを確認し、今後どのような計画で実験を進めていくべきかについて議論しました。
また、昼食ではソクチャン省のレストランでクロホシマンジュウダイの煮つけをいただきました(写真4)。料理された魚は、大ぶりで食べ応えがあり、身は白身でよく脂がのって美味、しかも成熟して卵を抱えた雌だったので、卵巣卵の濃厚な味を楽しむ幸運に恵まれました。
長距離移動を含み、連日、早朝から夜までの厳しい行程でしたが、芳賀先生、CTUの先生方をはじめ、皆さん最後まで精力的に仕事に取り組んでおられました!
写真1. ソクチャン省の水産養殖実験施設を視察
写真2. 水産養殖実験施設について質問をする芳賀先生(写真左はKhoa先生)
写真3. CTU内の孵化場で実験進捗状況の確認
写真4. クロホシマンジュウダイの煮つけ