太平洋島嶼国の人びとは、古来より海とともに生きてきました。そして、海からの恵みである水産資源は、島特有の社会や経済、文化を形作る上で貴重な財産となっています。しかしながら近年、水産資源は乱獲、海洋汚染、気候変動の影響など複合的な脅威にさらされています。2015年、国連は持続可能な開発目標(SDGs)を採択し、SDG14「海の豊かさを守ろう」を掲げ、海洋資源の保全と持続可能な利用を目指しています。本プロジェクトは、太平洋島嶼国においてSDG14達成に向けた積極的かつ効果的な活動を将来に渡って展開していけるよう、域内人材の育成を進めています。