近年インドネシアでは、ゴムノキ葉枯れ病の発生と急速な拡大により天然ゴムの生産量が15%~25%程度減少すると予想され、天然ゴム生産を支える小規模農家の収入減や離農、ひいては輸出産業への影響が懸念されています。本事業では、ゴムノキ葉枯れ病に対する新規殺菌剤の開発、ゴムノキ葉枯れ病に対する微生物製剤の開発、ゴムノキ葉枯れ病抵抗性クローンの作出、ゴムノキ病害罹患地域検出システムの開発、インドネシアの次世代ゴムノキ病害抑制に関わる研究開発および社会実装基盤の構築等を通じて、ゴムノキ葉枯れ病を効果的に予防対策できる複合的技術を開発し、インドネシア全国で利用されることを目指しています。