エルサルバドル経済社会開発財団(FUSADES)主催のオンラインフォーラムで「JICA保健医療イニシアティブとエルサルバドルでのJICA協力」について発表-小園JICAエルサルバドル事務所長

2021年10月19日

2021年9月30日に、FUSADESとFORTAS(社会的行動の強化)がオンラインで共催したフォーラム「国際協力ラウンド」に、JICAエルサルバドル事務所の小園勝所長が登壇しました。

このフォーラムでは、エルサルバドル駐在のJICA事務所、EU大使館、英国大使館の代表者がパネリストとして次の3点のテーマについて講演した後に、約50名のフォーラム参加者からの質疑の時間を設けました。

  1. ラテンアメリカにおける新型コロナウイルス感染症の危機に対する国際協力の対応
  2. パンデミック後の中米における国際協力の課題
  3. エルサルバドルにおけるパンデミック後の文脈における国際協力の展望

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写真:FUSADES提供

小園所長は、「JICA保健医療イニシアティブ」の説明、そしてこのイニシアティブの下で、中南米地域で先行して実施している協力の概要を紹介しました。その後に、エルサルバドルで実施した協力及び今後実施する協力を説明しました。

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プレゼン内容

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プレゼン内容

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プレゼン内容

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発表の様子

質疑応答では、「パンデミック対応による国際協力予算の再割当での主要インパクトは何だったか。」、そして「遠隔でのICU医療支援は新型コロナウイルス感染症に特化した協力なのか」などの質問がなされました。

小園所長は「質問されたような予算再割当ではなく、既存のプロジェクトはパンデミックの中で可能な範囲内で実施していた。その上で新型コロナウイルス感染症対策のプロジェクトを追加で計画した。」、そして「現状では新型コロナウイルス感染症対応となるが、将来的にはその他の感染症対応も可能」などと回答しました。

人間の安全保障とユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)を実現するために、JICAは引き続き努力を続けます。