「新型コロナウイルス感染症流行下における遠隔技術を活用した集中治療能力強化プロジェクト」R/D(Record of Discussions:基本合意文書)署名

2021年10月19日

新型コロナウイルス感染症が拡大・長期化するなか、JICAエルサルバドル事務所は2021年9月30日に技術協力プロジェクト「新型コロナウイルス感染症流行下における遠隔技術を活用した集中治療能力強化プロジェクト」に関する討議議事録(Record of Discussions:R/D)に署名しました。

エルサルバドルにおける新型コロナウイルス感染症の感染状況は、2020年8月に第一波、2021年1月に第二波がピークを迎え、現在(2021年10月)は第三波の真っ只中にあります。現在も感染拡大及び重症患者の増加がいつ発生してもおかしくない状況が続いておりますが、最低限のリソースでより多くの患者に十分な水準の医療サービスを提供できるよう、遠隔ICU及び医療ICTの活用が浸透することを目指すもので、SDGs(持続可能な開発目標)ゴール3「すべての人に健康と福祉を」に貢献します。

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保健省担当課長

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エルサルバドル病院副院長

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JICAエルサルバドル事務所長

案件の詳細は以下のとおりです。

案件基礎情報

国名

エルサルバドル共和国

案件名

新型コロナウイルス感染症流行下における遠隔技術を活用した集中治療能力強化プロジェクト

実施予定期間

13ヶ月

実施機関

保健省、エルサルバドル病院

対象地域

サンサルバドル市

具体的事業内容(予定)

日本の集中治療専門の医師や看護師とエルサルバドル病院のICU医療者を通信システムで結び、技術的な助言や研修をすべて遠隔で行う。人の往来が難しいなかでも、デジタル技術を活用してエルサルバドルの新型コロナウイルス感染症の治療体制向上を図る。