
ブータンでは、近年は豊富な水資源を利用した水力発電を推進しており、インドへの売電収入によって順調に経済成長を遂げています。一人当たりGNIは2010年にはUS$1,880となり、低所得国から卒業しつつあります。一方で、都市部と農村部の生活水準の格差は依然として大きく、貧困層が9割以上集中する農村部のインフラ整備や保健・教育等の社会サービスも都市部と比べて遅れ、都市問題も悪化しています。ブータン政府は、経済成長のみに偏重せず、国民が幸福感を持って暮らせる社会を最終目標とする「国民総幸福量(GNH: Gross National Happiness )」を開発の基本理念として掲げています。JICAは、ブータン政府の重点分野も踏まえて(1)農業・農村開発、(2)経済基盤整備、(3)社会開発、(4)ガバナンス強化を支援の柱として支援を展開しています。
