上西 はるかさん「笑顔あふれる国、ケニア」

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職種
村落開発普及員
派遣国
ケニア
任地
ナクル
派遣先
ナクル農務官事務所
派遣期間
2013年10月2日〜2015年10月1日
出身
徳島県

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町のいたるところで見られる店頭にぶら下がった牛肉。お肉屋さんの目印

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女性農家グループのミーティングにて。

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学校の農業クラブで自己紹介。

「JAMBO!」皆さん、最近笑っていますか?
私はここケニア共和国で、陽気な人々に囲まれ、広い青空と快適な気候のもとで生活していると自然と笑う事が増えたように思います。

日本ではケニアについてどのような放送がなされていますか?広大なサバンナにキリンやライオン?犯罪、テロ、貧困など暗いニュースも多いかと思います。それも確かに事実の一部ですが、現地には私たちの知らないケニアが溢れています。

例えば、携帯電話。これを使って公共料金の支払いなんかも出来るのです。通りを見ればたくさんの日本車。ケニア料理だって基本的に塩を使った味付けが多く日本人にも親しみやすい味です。トマト、玉葱、お米など、市場には日本で見慣れた食材がたくさんあります。

そんなケニアで農業は重要な産業であり、多くの国民が農業に従事しています。しかし、そのほとんどが小規模農家であり、なかには知識や情報不足からせっかく作った作物も病害に遭ったり、販売業者に安く買いたたかれたりすることもあるのです。所属先である農業省は、そういった農家に対する農業指導、研修などを行ない、所得や生活環境の向上を目指しています。

彼らの生活はモノに恵まれた環境ではないのですが、大人も子どもも屈託の無い笑顔が溢れているのです。そんな笑顔に囲まれて過ごしていると、豊かさというのは何だろうと考えさせられます。ここケニアでの生活は彼らから学ぶ事も確かに多いのです。