デリー高速輸送システム建設事業フェーズ2(2)

終了案件

国名
インド
事業
有償資金協力
課題
運輸交通
借款契約(L/A)調印
2007年3月~
借款契約額
135.83億円

プロジェクト紹介

著しい経済発展にともない、都市部への人口集中と市街地の拡大が急速に進むインド。大量高速輸送システムが整備されていない都市部では、バスや自家用車で移動せざるを得ず、人々はひどい交通渋滞や排気ガスによる大気汚染に長年悩まされてきました。日本は、本協力(フェーズ2・第2期)により、首都デリー中心部と近郊地域を結ぶ地下鉄の整備を支援して、地域の渋滞を解消し、大気汚染やCO2排出といった環境負荷を軽減するための支援を行いました。

協力地域地図

デリー高速輸送システム建設事業フェーズ2(2)の協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • デリーメトロRajiv Chowk駅の改札ゲート。ニューデリーの中心地Connaught Placeにある。2路線の交差駅であり、乗降客が多いが、日本の支援によるICチップを内蔵した切符とゲートの設置で人の流れはスムーズだ。(写真提供:久野 真一) 

  • デリーメトロ改札口。日本の技術によるICチップの入ったコイン型の「トークン」が切符。入る時は、右の青い部分にトークンを近づける。行き先により金額がチャージされているので、残額が無くなるとメッセージが出てゲートが開かない。出るときは、左の穴にコインを投入する。(写真提供:久野 真一) 

  • デリーメトロ。2002年にデリー初の地下鉄として完成した。日本の支援「デリー高速輸送システム建設事業」フェーズ1により3路線・総延長65キロを建設。フェーズ2の完成により、総延長190キロメートルが開通し、東京メトロに匹敵する規模。(写真提供:久野 真一) 

  • デリーメトロ、フェーズ2空港線の建設現場。プロジェクトディレクターの芳川久洋氏、円借款対象路線の指揮を執る泉千年氏の視察。現場に毎地に足を運び、安全管理の徹底、工事の進捗を確認している。(写真提供:久野 真一) 

  • デリーメトロ、フェーズ2空港線の建設現場。ヘルメット、反射ベスト、命綱、安全靴により身を守るという安全管理。納期に間に合うように時間を守って行動する意識改革が日本の専門家の最初の仕事だった。(写真提供:久野 真一) 

  • 2010年4月13日 安全集会の様子 

  • 2010年5月5日 現場説明の様子 

  • トンネル内部 

  • デリーメトロ車内。「女性用シート」「障害者用シート」が指定されている。明るく、きれいな車内。(写真提供:久野 真一) 

  • デリーメトロ駅構内の路線案内図。日本の協力を示すマーク。(写真提供:久野 真一) 

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