2015年4月25日、カトマンズ西76km震源マグニチュード7.8地震が発生。約8,790人死亡、約22,300人負傷、約50万戸が全壊しました。これを受け新築建物の耐震基準が強化。組積造から鉄筋コンクリート造が増えました。しかし建築主・施工者の法遵守意識・知識不足から図面と異なる施工も多く、行政の設計・施工検査能力、建築技術者の施工監理能力、施工業者の品質管理能力啓発が課題です。ネパール政府の支援要請を受け本件は、20年以内の地震に強い建物建設の主流化へ建築基準遵守メカニズム構築を目指す技術協力プロジェクトです。