青年海外協力隊・日系社会青年海外協力隊を
ご存知でしたか?
青年海外協力隊についての知名度は、2017年4月の調査では88.2%でしたが、
青年海外協力隊・日系社会青年海外協力隊に参加された方のご家族は、
アンケート回答者全員が、以前から「知っていた」と回答されました。
青年海外協力隊についての知名度は、2017年4月の調査では88.2%でしたが、
青年海外協力隊・日系社会青年海外協力隊に参加された方のご家族は、
アンケート回答者全員が、以前から「知っていた」と回答されました。
ご本人から最初に青年海外協力隊・日系社会青年海外協力隊として「海外に行きたい」、
または「応募したい」との意思を聞いたのはいつ頃だったのでしょうか。
「派遣の1年以上前(かねてから)」のように事前にご家族にお伝えした方も多いのですが、
「応募・受験時」に伝えられたご家族が約半数と、もっとも多い回答結果でした。
ご本人が「JICA海外協力隊として海外に行きたい」という意向を応募前から持っていても、
実際は応募・受験時までご家族に意思をお伝えできない方もたくさんいらっしゃいます。
また、合格してから意思をお伝えする方もいらっしゃるため、
ご家族からすると突然の印象をお持ちになる方も少なくないはずです。
青年海外協力隊・日系社会青年海外協力隊への参加の話を初めて聞いたとき、ご家族はどう対応したのでしょうか。
派遣先のパラグアイという国が全く未知だったので困惑しましたが、漠然と、
自分で決めたのなら間違いないのだろうと思いました。
就職してから時期を見ての参加でもと助言してみたが、本人の強い意志を尊重しました。
小さい頃から海外への興味があったため、本人の意思を尊重しました。
若い時に、JICA海外協力隊として異文化社会に接触し、
国内ではできない理解や諸体験を重ねること、
また国際的な交流に寄与できることに意義があると思った。
猫を飼っていたから。相談の結果、猫は家族で預かることにしました。
身体のことを心配した。
ほとんどのご家族が、JICA海外協力隊への参加の意思を聞いた際に、反対をする方は少なく、
「ご本人の意思を尊重」「かねてから聞いていた」などと賛成をしていました。
また、反対をしたご家族の理由も、JICA海外協力隊に参加すること自体に反対をしていたわけではありませんでした。
JICA海外協力隊参加にあたって、やはり不安は尽きないもの。
そこで、ご本人が途上国へ赴任する直前にご家族が抱いていたお気持ちを聞きました。
全く知らない国で、イメージができなかった。近くの国でテロが起こっていた。
すぐに駆けつけられることができないほど日本から遠い国だった。
治安や食事、インフラについて不安に思った。
今までに海外への一人旅を経験していたので、よほどのことがない限り、大丈夫と思っていたが、帰国後の生活が不安でした。
本人が説明してくれたから、余計なことは考えないようにした。
ご家族がいる日本から距離が離れていること、長期期間の派遣であることから、
特に「派遣国の治安」「健康面について」不安に感じていた方が多いようです。
また、ご家族の方が文化や習慣を知らない国に対しての不安もありました。
これらの不安が少しでも軽減されるようなJICAの支援制度も多数ございますので、ご家族の声と共にご紹介します。
JICAでは隊員が派遣国で犯罪や交通事故に遭わないよう、以下のような安全対策を実施しています。
1.情報提供 2.住居防犯 3.通信連絡手段の確保 4.渡航制限 5.国外退避 (必要に応じて or 緊急時)
なお、外務省 海外安全ホームページで各国の安全情報を見ることができますので、
応募される方は事前に確認することをお薦めします。
外務省 海外安全ホームページ (http://www.anzen.mofa.go.jp/index.html)
健康と安全は、まず本人の意識と行動が基本ですが、
現地ではJICAスタッフが隊員の活動を様々な側面からサポートしています。
健康と安全【青年海外協力隊・日系社会青年海外協力隊】
(https://www.jica.go.jp/volunteer/application/support_system/health_safe/index.html)
開発途上国で活動する隊員の日常を日記としてお伝えするブログサイトもございます。
異なる文化・習慣に飛び込んだ派遣員がどのような生活をしているのか、ぜひご参考にしてください。
JICA海外協力隊の世界日記
(https://world-diary.jica.go.jp/)
JICAでは帰国後の進路支援として、進路相談カウンセリングや、
求人情報の提供、教育訓練手当、NGO活動支援制度等の進路開拓支援を行っています。
また、進路開拓セミナー、帰国後研修、企業向け帰国報告、交流会等も定期的に実施しています。
近年ではJICA海外協力隊経験を評価する自治体(含む教育委員会)や大学が増えてきており、
教員や自治体採用試験、大学/大学院受験時に、
JICA海外協力隊経験者の特別選考制度や優遇措置を設けている自治体や大学も多くあります。
帰国後の進路開拓【青年海外協力隊・日系社会青年海外協力隊】
(https://www.jica.go.jp/volunteer/application/support_system/career_support/index.html)
派遣中の隊員のご家族の方々に、ボランティア事業・支援体制の理解を深めていただくと共に、
ご家族を含む関係者同士の交流・情報交換を行う場としてJICA海外協力隊家族連絡会も開催していますので、
ぜひご利用ください。
ご家族の方へ
(https://www.jica.go.jp/volunteer/family/)
毎日日常の生活や活動の事。帰国について等。
2・3日~1週間に数回程度メール・Skype等で心体状況・安全・職場環境等の確認
1週間〜1ヵ月に数回程度メールなどは、家族LINEで行い、電話ではSkypeにてやりとり
半年〜1年に数回程度生存確認 → LINEでの既読
派遣先は危険度の高いと思われる地域でしたが、安全確保や事務局と本人との連絡が絶えずなされていたし、居住環境がたいへん恵まれていました。現地訪問の際、難民キャンプ地には行けませんでしたが、居住先の家族と短時間ではありましたが実際に交流できました。
派遣国の治安に対しての不安は多くありますが、JICAの制度を知っていただくことで、不安が解消され、より活動に対してご理解いただけたご家族も多くいらっしゃいました。
日本国が国際的な支援に貢献していることをよく理解できた。
活動の理念や支援の様子を知っていただくことで、ご本人の活動への参加に対して、前向きにご検討いただけたのではないでしょうか。
自分の望む進路が明確になり、それに向けて努力する姿をみたため。また、活動を通して学んだことが今後の生活において良い影響を与えると感じました。
ご本人の姿を通じて、青年海外協力隊への参加について評価いただけたのですね。
JICAでの活動は、帰国後のキャリアにとって、とてもいい経験となります。
先ずは自分の望みを自分のちからで叶えたことを一番に評価します。
協力隊員として様々な角度で自分の肌を通し、感じ考えたであろうしこれからの人生の1つの指針になればと思っております。
ご本人の成長を喜んでくださっているご家族の声を多く頂きました。JICAの活動の経験を生かし、帰国後活躍されている方はたくさんいらっしゃるんですよ。
JICAでの活動は、帰国後のキャリアにとって、とてもいい経験となります。