ちいさなことをコツコツと!

2025年度3次隊 マダガスカル派遣予定 崎本 翔さん
実習場所:熊本県玉東町役場

玉東町を選んだ理由は「木葉山トレイルラン」。以前、プログラムに参加した隊員が、役場裏の木葉山を舞台にしたトレイルラン大会を企画したもの。山登り、マラソンが趣味の私には、とても魅力的に感じました。

マラソン大会には何度も出場してきましたが、運営側は初経験。役場職員の方々と相談を重ね、①山の中のコース整備 ②沿道からの応援者を呼び込むこと、2つの活動に焦点を当てました。

コース整備をする様子 コース整備をする様子

①コース整備。今年8月の豪雨災害の影響もあり、山道は荒れ果てた状況。役場において大会を実施するか否かの検討が行われ、「大会を楽しみに待ってくれている人がいる」ことからも、実施を決定したという経緯がありました。

ランナーへの「おもてなし」を意識しながらコース整備に励みました。ランナーが迷わないように沢山のコーステープを木々に設置、分岐点における矢印の設置、コースを塞ぐ木々の撤去、岩場や細い道に「滑落注意」・「足元注意」等の注意喚起を促す表示の設置…などなど。これらの作業のため、10月中旬から11月15日の大会本番まで、木葉山には10回以上、入りました。

②応援者の呼び込み。過去2回の本大会において、沿道の応援はゼロ。マラソン大会では沿道の応援がランナーの励みになり、必死に走るランナーの姿が応援する人を笑顔にするという光景を、ランナーの立場から何度も見てきました。それをこの大会で実現したい!と考え、大会広報のためのポスターやチラシを作成し、町内の小中学校へ配布し、駅前やスーパーでの掲示を行いました。特に注力したのは、コース沿道に並ぶ家々への訪問です。全11㎞のコースの途中、約2㎞、町内を走る区間があります。そこに並ぶ家々に直接訪問し、チラシを配布し大会の説明を行いました。50軒以上のインターホンを押したのではないでしょうか…。

応援に来た町民の方とオレンジャーに扮した私 応援に来た町民の方と
オレンジャーに扮した私

大会当日、私はオレンジャー(玉東町名産のみかんの妖精)に扮し大会に出場しました。山道を駆け下り、町内コースに突入しました。「沿道の応援はあるのか…」。な、な、なんと! 大会応援フラッグ(これもすべて私の手作り)を片手に「がんばれ~」と笑顔と声援を届けてくれる、たくさんの町民の方々が!! 心がブルっと震えました。嬉しさのあまり興奮しすぎて、応援者の前では仮面を外し(正体を明かし)、「ありがとうございます!」とお礼を伝え続けた2㎞になりました笑。大会終了後の参加者(ランナー)アンケートでは、「レースコースに満足した」という意見を多数いただきました。更には「沿道からの応援がとても力になった」「町民の声援がとても温かかった」というコメントも多くいただきました。

大会本番まで「レースコースに不満は出ないか」「応援してくれる人はいるのか」等々、不安ばかり募っていましたが、大会終了後は達成感に満ち溢れました。「ちいさなことをコツコツと」続けた結果、得ることが出来た達成感でした! きっと、派遣国での活動にも繋がると信じています。