[日本で隊員を支える]
JICA二本松青年海外協力隊訓練所

二本松青年海外協力隊訓練所は、磐梯朝日国立公園内、日本百名山のひとつ安達太良山の山腹に位置し、自然豊かなところです。自然が大好きな人、大都会に疲れた人には、心が癒やされる場所だと思います。





二本松青年海外協力隊訓練所所長・洲崎毅浩

講話・指導面談

訓練や地域連携に関する業務の計画策定と実施監理など業務の総括をしています。隊員候補者が受ける講義のひとつで、隊員としての心得やケーススタディを伝えています。また、規則違反者への説諭、候補者の誤解・不満への対応もしています。



診療室看護師・大里郁子

予防接種の実施・傷病対応・健康オリエンテーション

協力隊時代の実話を入れ込んだオリエンテーションで「病気や怪我のリスクはみんな平等にある」「薬の準備や予防意識を向上させることで防げることもある」と伝えています。傷病対応では原因と対策を相談者自らが考えて選択していけるように心がけて対応しています。



訓練2班担当・中村岳

生活サポート・各種講座

隊員候補者の生活班(※)を担当し、訓練期間中の生活面をサポートしています。私も隊員経験者のため、その経験を生かし、訓練中の個別面談などを通して候補者の目標管理指導や悩み相談に応じています。各種講座のレポートやテスト結果を確認し、必要な助言も行っています。

※ 生活班…訓練中の共同生活を円滑に運営するため、隊員候補者は10数人で班を構成。班長や食事当番など役割分担をする。


語学講師・EDIZAL

語学習得支援

派遣国における協力活動に必要なインドネシア語を教えています。隊員候補者が積極的に学習に取り組めるように楽しい授業をしたり、動機付けをしたりなど、語学力を最大限に伸ばすことができるように支援しています。候補者の語学力が伸びず悩んでいるときには、習得方法を助言します。


JICA二本松青年海外協力隊訓練所からのメッセージ

開発途上国の人々の役に立ちたい。皆を笑顔にしたい。平和な世界をつくりたい。皆さんは、その「熱い想い」を持っていることを誇りに思ってください。JICA二本松の派遣前訓練は、皆さんを隊員としての「型」にはめるものではありません。70日間の集団生活を通じて互いに切磋琢磨し合い、ご自身も気付かずに持っていた「隊員としての素質」を磨き、「実践できる力」を引き出すためのさまざまな課業をご用意しています。JICA海外協力隊員に「なる」ことが目的ではなく、隊員になって「何をするか」、隊員活動を終えて帰国した後に「何をやりたいか」を考えて行動できるフロンティア人材を育成する。このために、隊員経験のあるスタッフと豊富な経験を持つ語学講師たちが皆さんをお待ちしています。

知られざるストーリー