
特別な日に食べるマラウイ流チキンシチュー
ニャマ・ヤ・ンクークは結婚式などパーティーの時によく食べられる料理です。現地では鶏を何羽かさばいて頭から足の先まですべての部位を使い、特につま先は人気で取り合いになります。特徴は油が多いことと塩味が強いことで、油で煮るシチューといったイメージです。一見シンプルな料理ですが、鶏のうま味と、タマネギの甘さ、トマトの酸味がまろやかなソースに溶け合い、ご飯にも合うので、ぜひ試してください。
マラウイ/薬剤師/2019年度3次隊・大阪府出身
薬科大学を卒業して企業や薬局勤務を経た後、1年間イギリスに語学留学。その後、急性期の総合病院に病院薬剤師として16年間勤めた。小学校の授業でアフリカの難民について教わり衝撃を受けたことと、薬剤師として東日本大震災の医療チームで活動したことが協力隊参加を志したきっかけ。マラウイからの帰国後はJICA国際緊急援助隊事務局に1年ほど勤め、現在は赤十字病院で働いている。
レシピ・写真提供=西村亜希子さん Text・再現料理・Photo(再現料理)=阿部純一(本誌)