伊丹 咲さん
伊丹 咲さん

ラオス/体育/2024年度1次隊・
徳島県出身

派遣国生活
巡回している4校のトーナメント方式で開催したサッカー大会。「ラオスの子どもたちは男女共にサッカーが大好き。私は子どもの頃からサッカーを続けているので、その技術を伝えています」

活動の様子

4つの小学校を回って子どもたちの体育授業の指導をし、そのノウハウを現地の先生方に伝えています。私が生徒に教えた“体づくり運動”を先生が実践してくれているのを見かけた時は嬉しかったです。子どもたちには、運動に適した服に着替えることや、グラウンドのごみ拾いをすることから指導して、最近は自主的にごみを拾う姿も見られるようになりました。学校行事が少ないため、サッカー大会や日本祭りを開催したところ大盛況! 活動2年目は運動会を行おうと計画しているところです。

暮らしている市、町、村

ラオス北部のウドムサイ県サイ郡が私の任地で、県の中心地として栄えています。県の北側が中国と国境を接しているためか、町には中国人や中華料理店が多いです。市場やスーパーもあり、私は毎朝、市場を見て、オオトカゲやヤマネコ、コウモリなど日本にない食材に驚いたり、旬の果物を買ったりしています。

派遣国生活
山にある仏塔を意味する“プータート”。「ウドムサイ県で数少ない観光地の一つで、夕日がとてもきれいです」
派遣国生活
伊丹さんが気に入っている川が眺められるカフェ。「コーヒーやミントが入ったミルクティーがおいしいです」
派遣国生活
中華料理店が多いウドムサイ県では本格中華がリーズナブルに食べられる

食べ物

大家さんが朝炊いてくれるもち米を職場に持っていきます。おかずを皆で持ち寄って食べるのがラオスの昼食のスタイルです。米粉の麺に肉みそをのせたカオソーイという料理が好きで、いろいろな店を巡って食べ比べしています。

派遣国生活
伊丹さんが市場で買った調理されたカブトムシ。「中にハーブが詰めてあってつくだ煮のような味で、けっこうおいしかったです」
派遣国生活
ラオスではもち米を手で丸めて食べる。添えてあるのはカイペーンと呼ばれる川海苔

住まい

大家さん宅の敷地内にある一戸建てに住んでいます。冷蔵庫や洗濯機、電気鍋など生活に必要なものはそろっていて、快適に暮らしています。一番楽しい時間は、広い庭にテーブルと椅子を置いて、とても親切な大家さんご夫婦やその娘さん夫婦、お孫さんとご飯をいただいたり、おしゃべりしている時です。

派遣国生活
間取りはリビングとキッチン、シャワールームのほか、部屋が3室。うち1室にはエアコンがついていて、寝室や勉強部屋として使っている
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大家さん宅の庭で親戚や友人、近所の方々が集まって食事会を開いた時の様子

写真提供=伊丹 咲さん Text=阿部純一(本誌)