セントルシア
セントルシア
経営管理/2024年度3次隊・
東京都出身
セントルシアは南米カリブ海に浮かぶ、日本の淡路島ほどの小さな島国です。任地である首都カストリーズには、カリブ海巡りのクルーズ船が多数来航し、多くの観光客で街がにぎわいます。公用語は英語ですが、かつてフランス統治が約100年間続いたこの国の人々は、その時代から育まれたフランス語由来のクレオール言語(※)やクレオール料理といった文化を大切にしています。
※クレオール言語…異なる言語圏の人々の交流の中でできた共通言語が、世代を経て母語として話されるようになったもの。言語だけでなく、文化が混交した様式をクレオール料理、クレオール建築などと呼ぶ。
活動先はセントルシアの農業省(※)です。省内の各種部署・部門を数カ月サイクルで移り、現場の課題解決に取り組んでいます。この国ではまだ手書きの伝票や帳票が多いため、パソコンで簡単なデータベースを作成する提案などをしています。日本の製造業の現場で培われてきた5Sなどの手法を生かし、改善活動を進めています。
※農業省…配属先の現在の正式名称は、セントルシア農業・水産・食の安全・持続可能な開発省(Ministry of Agriculture, Fisheries, Food Security and Sustainable Development)。西田さんは主に農業分野の各部門で活動している。
セントルシアでは総じて物価が高いので基本的に3食自炊です。食材は地元市場や大手スーパーで買いますが、物価は日本の2~3倍で、例えばキャベツ1玉が約1,000円します。食材の入荷が途切れることもあるのは島国ならでは。1800年代からセントルシア人の先祖が貴重なたんぱく源としてきたタラなどの魚の塩漬け「ソルトフィッシュ」が代表的な国民食です。
家具付き賃貸住宅の1階で、間取りはダイニングルーム、ベッドルーム、キッチン、バス・トイレ。セントルシアは6~11月が雨期で突然の雨に悩まされるのですが、そんな時期のために部屋干しができるランドリールームがあります。家は港から徒歩8分の小高い丘の上にあり、洗濯物を干している庭から海が眺められることが気に入っています。
写真提供=西田豊和さん Text=阿部純一(本誌)