布施真帆さん
布施真帆さん

音楽/2024年度1次隊・東京都出身

暮らしている市、町、村

任地のスース市はチュニジア第3の都市で、世界遺産の旧市街(メディナ)で知られています。地中海に面していて、週末にはビーチを中心に多くの観光客が訪れて賑やかで、スーパーや商店街もあり暮らしやすい街です。ただ、中東部に位置するスースは半乾燥気候で夏は暑く、断水も多いためペットボトルに水をためておくなどの備えが必要です。

派遣国生活
「住まい近くの小高い場所から眺めるメディナとその向こうに広がる地中海の景色が特に気に入っています」
派遣国生活
白い壁と青い扉のコントラストが美しいスースの街並み。沿道には観光客が立ち寄る店も多い

活動の様子

配属先のスース公立音楽学校の生徒たちは、通常の学校が終わった後に通ってくるため、授業は午後2時半ごろから始まります。私は1日に5~10人ほどの生徒にピアノの個人レッスンをしています。楽しく続けてもらいたいので、生徒とはなるべく会話を多くし、良いところを褒めることや、練習するポイントを明確に教えることなどを意識しています。

派遣国生活
生徒は5~25歳と幅広く、好きな曲が弾けるようになりたいという目的で通う人が多い
派遣国生活
今年2月のクラス発表会。「生徒の一人が私のために日本の童謡『さくらさくら』をひそかに練習して披露してくれるというサプライズがあり、とても嬉しかったです」

食べ物

デュラム小麦の粗びき粉から作る粒状パスタのクスクスと、鶏肉や魚を蒸して味つけしたものが代表的な家庭料理です。チュニジアではハリッサという唐辛子のペーストを使うことが多く、どの料理も辛いです。オジャというハリッサとトマトのスープにソーセージなどを入れて煮込んだ料理もおいしく、レストランで600円ほどで味わえます。

派遣国生活
普段は主に自炊している布施さん。「野菜は安価に買えますし、最近はしょうゆを扱い始めたお店もあるので、日本食を作ることが多いです」
派遣国生活
クスクスと魚を盛りつけた一皿。「スパイシーでおいしく、チュニジアで好きになった料理です」

住まい

集合住宅で一人暮らしをしています。間取りはリビングと寝室、キッチン、風呂とトイレのシンプルな造りで、キッチンにはガスコンロと冷蔵庫、オーブンなど自炊できる設備が整っています。寝室の窓からは街並みと、その向こうに海が見え、朝はすがすがしい気持ちになります。

派遣国生活
布施さんの住まいは配属先から歩いて30分ほどの場所にある

写真提供=布施真帆さん Text=松田亜弓