ほぼ全ての単語にネイティブの音声が付いていて、正しい発音も学べるアプリです。タイ語は5つの声調(音の高さ)を持ち、これが違うと全く別の意味になりますが、単語ごとに声調が発音記号で表示されるこのアプリのおかげで、発音のイメージがつかみやすく重宝します。知りたい単語をキーワードから検索できる点なども魅力です。赴任中、スマートフォンの写真フォルダは、ごったいのスクリーンショットでいっぱいでした。
なお、こうした辞書的なアプリに加えてGeminiなどのAIも有用で、単語の細かなニュアンスもチャット形式で相談でき、タイ語の発音も流ちょうにこなすので会話相手にもなります。語学の分野でも、非常に実践的なツールとして使えると思います。
派遣後は、JICAボリビア事務所の企画調査員(ボランティア事業)に薦められた『スペイン語作文の方法』という本をよく使っていました。「構文編」と「表現編」の2冊セットになっていて、文法・構文の基礎固めから文脈に応じた自然な語彙選択まで段階的に学べる構成になっています。試験対策を始めた頃から企画調査員にお借りし、特にDELEの作文問題や口頭での面接試験の対策で、文法の正確さや表現力を高めるために役立ちました。
訓練所で学び始めた頃、よく『Netflix』でスペイン語のドラマを見ていました。スペイン語の音声が聞けるのはもちろん、字幕を日本語やスペイン語に切り替えられる機能がついていて、まず日本語字幕でストーリーを理解してから、スペイン語字幕で見るなどしていました。分からない単語が出てきたときは、一時停止にして、意味を調べ、新しい言葉を一つでも多く覚えるように努めていました。
紙の辞書『プチ・ロワイヤル仏和辞典』をいつも手元に置き、単語を調べるたびに付箋を貼っていました。辞書に付箋を貼る勉強法は、英文科で学んでいた大学生の時に知りましたが、調べた言葉や回数を可視化できて達成感を得たり、語彙力や復習効果を高めたりするのに役立ちます。「辞書をめでる」感覚で、新しい単語と向き合い、“辞書引き”を楽しく習慣化できました。
派遣中に使っていた本で、日常生活の必須単語が網羅されています。フランス語の名詞には男性名詞と女性名詞があり、単語は冠詞とセットで使われますが、本書では各単語にle、la、lesなどの冠詞も付記されていて、名詞の性を一緒に覚えられました。分かりやすいイラストで、関連するフレーズや例文が一緒に学べる点も重宝しました。
パプアニューギニアでは頻繁に停電が発生します。最東端に位置する任地のミルンベイ州アロタウ市や出張先の島々でも、電気が止まってWi-Fiが使えなくなることがよくあります。そのため、電波がない場所でも使える英語の辞書アプリを日常的に使っています。あらかじめスマートフォンにデータを保存して使うため、通信がない場所でも英単語などを調べることができます。また、パプアニューギニアの公用語であるピジン語や村々によって異なる言語は教材が少ないため、現地で学んだ語学研修での学びがとても役立っています。研修では現地出身の講師とアメリカ人講師がペアで指導してくれましたが、イラストや身近な道具を使いながら単語を覚えていきました。
Text=新海美保