任地の食生活に彩りを!隊員めし

今月の料理

ルーマニア隊員から教わりました!

キャベツの酸味とハーブの香りが癖になる
ロールキャベツに似て非なる料理

サルマーレ

任地の食生活に彩りを!隊員めし

サルマーレの材料(2人分・6個)

キャベツ
1玉
合いびき肉
200g
玉ネギ
1/2個
米
30g
ハーブ(ディル、タイム、オレガノなど)
2~3本から
レモン
2個
ベーコン
100g
ローリエ
2~3枚
トマトジュース(もしくはトマト1個と水100㎖)
400㎖
塩
適量
こしょう
適量
水
適量

サルマーレのレシピ

  1. 玉ネギはみじん切り、ハーブは粗めのみじん切り、ベーコンは幅1cmに切る。
  2. 大きい鍋にキャベツを丸ごと入れて、漬かる程度の水を入れる。そこにレモン1個を搾り入れ、塩小さじ2を加える。火をつけて沸騰したら弱火にし、4分たったら裏返して4分、計8分ゆでたら取り出して冷ます。
  3. キャベツが冷めたら、葉を1枚ずつ丁寧にはがし、8~10枚(鍋の底に敷く分も含めて)用意する。厚い芯の部分は包丁で薄くそいでおく。
  4. 合いびき肉、玉ネギ、米に加え、ハーブの2/3量をボウルに入れて混ぜ、6等分に分けておく(混ぜ過ぎて強い粘りが出ると出来上がりが硬くなるため注意)。
  5. キャベツの葉を芯を手前にして広げ、中央よりやや下に④をのせる。手前から奥へひと巻きし、葉の左側を内側に折り込む。残りを巻いて、最後に葉の右側を指で内側に押し込み留める。同じものを6個作る。
  6. 鍋底の焦げ付き防止のため、余ったキャベツの葉を2~3枚敷き、ベーコンを散らす。その上に巻き終わりを下にして⑤を並べる。トマトジュースまたはトマトの角切りと水を注ぎレモン1個を搾り入れ、塩小さじ2、残りのハーブ、ローリエを入れる。
  7. ふたをして火にかけ、沸騰したら弱火にして40分ほど煮込む。最後に塩、こしょうで味を調えて完成。


任地の食生活に彩りを!隊員めし
住んでいた寮の管理人の女性から教わってキャベツの漬物作りをする菅さん。「樽にキャベツ10個くらい入れて発酵させます。冬期にぐんと冷え込むルーマニアの気候を生かした伝統食品です」
任地の食生活に彩りを!隊員めし
ルーマニアで教育や保育の質向上を目指して活動した菅さん。2000年代の同国は激しい政変が社会に影響していた。「政府が代わって突然インフラが止まり、真冬に暖房がない状況なども体験しました」

料理について

ルーマニアでは秋にキャベツが大量に出回り、それを丸ごと樽の中で発酵させた酸っぱいキャベツの漬物で巻くのが現地のサルマーレですが、私は日本ではレモンと塩で酸っぱさを再現しています。それでも酸味とハーブの爽やかな風味が広がり、ちょっと癖になるようなおいしさです。サルマーレは結婚式やクリスマスなど、人が集まるときに用意される定番料理。各家庭でその家の味があり、当時ホームステイしていた仲間の隊員全員が、「自分のホストマザーが作るサルマーレが一番おいしい」と口をそろえて言っていたことも楽しく思い出されます。

菅 友美さん
菅 友美(旧姓 金子)さん

ルーマニア/保育士/
2000年度3次隊・東京都出身

東京都立の保育学院を卒業し、0~2歳児を養育する乳児院で4年ほど勤務してから協力隊に参加。ルーマニア南部にあるスラティナの保育園で活動した。帰国後に同期隊員だった菅 達雄さん(ルーマニア/システムエンジニア/2000年度3次隊)と結婚。その後、大学で看護師と保健師の免許を取得し、神奈川県茅ケ崎市で保健師として働いて12年になる。



レシピ・写真提供=菅 友美さん Text・再現料理・Photo(再現料理)=阿部純一(本誌)