カメルーン
カメルーン
小学校教育/2025年度1次隊・
東京都出身
初等教育省の県事務所に配属され、小学校5校と幼稚園3園を巡回指導しています。各校の要望に合わせて体育や算数を教えたり、日本文化を紹介したりしています。1クラスに100人以上いる学校があったり、スコールが屋根に打ち付ける音で私の声が通らなくなったりと、日本との環境の違いには驚きました。また、児童たちは、調理実習では薪から火をおこし、臼で実をつぶして調理するまで自分たちだけでできて、そのたくましい“生きる力”に感心しています。
任地のムフー市は、首都ヤウンデまで車で1時間ほどと近く、ヤウンデで働く人も多く住んでいます。カメルーンには約200の部族があり、それぞれ異なる部族語を持つため、普段は主にフランス語を共通語として話します。部族ごとに伝統衣装にも独自の柄があり、柄を見ればどの部族か分かるそうです。私はカメルーンの布が好きで、着任してから15着ほど仕立てて毎日の活動にも着て行っています。
主食はマニオック(キャッサバ)やプランタン(甘くないバナナ)、米などです。魚や肉の主菜にはトマトソースや落花生ソースをかけて食べるのですが、私はオクラの入ったソースがとても気に入っています。フランス領時代の名残でフランスパンがとてもおいしく、朝はフランスパンにチョコレートクリームを塗って食べることが多いです。
住まいは一戸建てで、入居時には家具が一つもなかったので、木工所にテーブルを注文するなどして自分でそろえました。水道は断水が多いため、主な生活用水は敷地内にある井戸の水を利用しています。裏手には畑もあり、生ごみの処理に困ったことをきっかけに、庭でコンポストを始めました。そこでできた肥料を使って、パイナップルやトマトなどを育てています。
写真提供=山内皓貴さん Text=松田亜弓