活動内容・実績
柔道を知らない子どもからナショナルチームの選手団まで、現地の同僚と共に広く指導しています。ただ試合に勝つことだけが目的ではなく、基本的な礼・挨拶が大事なのだと伝えるように意識しています。柔道の精神性を伝えることができるのか、不安はありましたが、徐々に通じ合ってきている実感があります。
帰国後の活動
帰国後は、教員になりたいと思っています。サモアで日々感じているのは、教える側である自分が、同僚や生徒から多くのことを学んでいるということです。実際に指導をするという経験が自分の自信になり、教員になるというビジョンが以前よりはっきりと見えるようになりました。
2020年への想い
スポーツは、国籍や文化、育ってきた環境がまったく異なる人たちと一緒にできるところが素晴らしいと思います。それぞれが人生のなかで多くの時間を費やしてきたことを、共有するという魅力。国際大会で得られるのは、ただの勝ち負けではなく、交流の喜びだと思います。
応募者に向けたメッセージ
協力隊での経験を通じ、日本で競技者を続けていたために忘れてかけていた「柔道ができることのありがたさ」を感じることができ、柔道がより好きになりました。異文化の中でスポーツ指導をすることで、自分自身の原点に立ち返ることができたのです。今後それが、自分の原動力になっていくと信じています。