活動内容・実績
ガボン柔道・柔術連盟に所属し、柔道の普及・発展のために活動しています。首都・リーブルビル市内にある道場、学校を巡回し、柔道の指導を行っているほか、ナショナルチームのコーチとして、国内外大会の引率や稽古の指導、昇段試験のための講習会や試験の実施にも携わっています。
私が指導を始めてからは練習量が増え、当初は選手から不満が漏れることもありましたが、練習の成果もあり、アフリカジュニア選手権やアフリカンゲームなどの国際大会で上位入賞。成果を出した選手が勝つ喜びを実感できただけでなく、他の選手も刺激を受け、チームの士気が高まっています。
帰国後の活動
柔道の指導や海外でのスポーツ支援活動に携わりたいと思います。協力隊経験を通じて、世界には日本の柔道技術を求めている国が多いこと、実力はあるのに資金不足などの理由で大会に出られない選手がいることを知りました。そのような国や選手たちを支援していきたいと思います。
2020年への想い
協力隊での活動を通じて、実力があっても資金や社会環境が原因で、出場することが難しい選手がたくさんいることを知りました。メダルを獲得する選手に注目が集まりがちですが、大会出場までにさまざまな苦難を必死に乗り越えてきた選手や関係者にも注目してほしいと思います。
応募者に向けたメッセージ
協力隊の生活では、理不尽なことや日本では起こり得ない出来事が多々起こります。一隊員としてできることは限られていますが、「日本人の指導を受けたい」「活動をしたい」と思う現地の方たちと一緒に、少しでも多くの人々に、何らかの影響を与えていただきたいと思います。
