活動内容・実績
カンボジアでは柔道の知名度は高くありませんが、礼法と受身の重要性や、技の理合のおもしろさを伝えることで、柔道の普及活動を行い、普段は子どもから大人まで幅広く指導にあたっています。勝ち負けだけに捉われるのではなく、国内外の選手と切磋琢磨するなかで、協調性や思いやりの気持ちを育んでくれたらと思います。
当初は、技の名前や礼法、日本語で行われる号令にも無関心でしたが、徐々にその意味について質問が出るようになってきました。柔道や異文化への理解や関心が高まってきていると感じます。
帰国後の活動
引き続き、柔道に関わる活動を続けていきたいと考えています。先生や先輩方から教わったことや自分が経験して学んだことを、可能な限り多くの人々に伝えていきたいです。また、2023年に予定されている「SEA GAMES」の際にはカンボジアに戻り、選手たちの活躍を見届けるつもりです。
2020年への想い
2020年は、国籍や文化背景の異なる人々と交流できる絶好の機会です。選手として参加できずとも、街中やSNSで出会い、大会に関わる人々とスポーツの話題で盛り上がることができます。そういった交流のなかで、自分の世界をより豊かに広げていってほしいと思っています。
応募者に向けたメッセージ
何事も自分ひとりで為すことはできません。情熱や志を持ち続けることはもちろん大切ですが、他者の意見や助言をよく聞くことも同じように大切です。どんな時も感謝の気持ちを持って取り組めば、結果を出すことができるはずです。
