派遣前訓練ってなに?

JICA海外協力隊派遣前訓練とは

JICA海外協力隊として安全に、有意義に生活や活動ができるよう、協力隊員として必要な姿勢や態度、言語や異文化理解など必要最低限の知識や能力・適性を養うこと、また、予防接種や渡航手続きを行うことを目的として、約70日間の合宿制で実施しています。

訓練で学ぶコト

JICA海外協力隊の基礎
国際協力やJICA事業・ボランティア事業について基礎的な概要を学びます。
語学訓練
訓練所では、英語や仏語、西語だけでなく、日本ではあまり馴染みのない、タイ語やネパール語など、派遣される国で必要な言語を学びます。任地での生活・活動に必要な水準の語学力を短期間で身に付けるため、訓練期間の約6割の時間を充て、少人数制で話すことに重点を置いた実践的な学習をします。
健康・安全管理
任地での健康管理、救急法、感染症対策、メンタルヘルスなど、任地で活動中に役立つ健康上の自己管理の方法を学びます。また、日本と派遣国の治安状況の違いを理解し、安全を確保するための基本的な心構えと方法学ぶ講習もあります。(テロ対策含む)
異文化理解
疑似体験アクティビティを通して、異文化理解への姿勢を醸成します。また、任地ごとに赴任する国について調べる時間を設けており、派遣される国についての理解を深めることが出来ます。
協力活動(所外活動)
地域の団体と共に活動し、課題をみつけ、共に解決策を提案していく、実践的な訓練。任地での活動のシミュレーションにもなる実践的な訓練です。 

派遣前訓練紹介動画

より詳しい訓練の内容を知りたい方は、こちら

訓練の一日の流れ

  1. 7時10分

    朝食

  2. 8時10分

    朝の集い

    点呼・国旗掲揚・事務連絡等を行います。

  3. 8時45分

    語学訓練

    派遣国で活動するために必要となる語学の
    基礎的知識と実践力を身に付けます。
    ベテラン講師による少人数クラス制で学びます。

  4. 11時40分

    昼食

    日替わり料理を食べられます
    (世界各国のランチの日もあります)。

  5. 13時

    語学訓練

  6. 15時

    各種講座

    多種多様な講座を受講することで、派遣国で活動する際に必要な手法等を学びます(例: 目標管理概論、調査手法、救急法、海外における安全対策、任国研究、所外活動)。

  7. 18時

    夕食

  8. 19時

    語学自習・自主講座等

    自主講座では、訓練生が講座の実施者もしくは参加者になることで、講座の組み立て方等を学びます。

  9. 23時

    消灯

訓練生から応募する方へのメッセージ

過去訓練生であった2名のインタビューをご紹介します。

訓練所の場所

駒ヶ根訓練所

長野県駒ヶ根市赤穂15

ここ駒ヶ根訓練所は、ふたつのアルプスの雄大な景色を望むことができる場所です! 地元の「みなこい地域(宮田村、中川村、駒ヶ根市、飯島町)」の皆様のサポートもあり、バラエティ豊かなプログラムとともに、地域イベント等への参加機会の提供もしています。ベテラン語学講師による学習プログラムも充実しており、素晴らしい自然環境の中で、生活を楽しみながら語学を習得してもらえるものと思います。スタッフ一同、皆さんのお越しをお待ちしています。駒ヶ根でお会いしましょう!

駒ヶ根青年海外協力隊訓練所長 木村 卓三郎

二本松訓練所

福島県二本松市永田字長坂4-2

50年以上の歴史を有するJICA海外協力隊の訓練経験を基に、皆さんが現地で安全かつ健康に、そして充実した活動が出来るよう、語学、健康管理、安全対策、所外活動等多彩なプログラムを用意していますので、安心してご参加下さい。皆さんの「いつか世界を変える力になる」という熱い想いを、訓練所スタッフ一同で応援します。二本松でお会い出来ることを楽しみにしています!

二本松青年海外協力隊訓練所長 柳 竜也

訓練・訓練所をもっと詳しく知りたい方


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