2015年度七夕フェスティバル −カンボジア日本人材開発センター

2015年7月17日

一時は人をかき分けないと前に進めないほどの人が来場しました。

7月11日(土)カンボジア日本人材開発センター(CJCC)にて、12回目となる七夕フェスティバルが開催されました。今年は、例年を上回る約2500名の方々が来場し、会場は多くの人で賑わいをみせていました。織姫と彦星の寸劇・カンボジアの伝統ダンス・展示品をただ「見る」だけではなく、茶道体験・たこやき作り・折り紙・切り紙・書道・浴衣試着・灯篭流し、他にも願いごとを書いた短冊を笹に飾ったりするなど、実際に体験できる内容が多く、来場者は大いに日本文化を堪能し、楽しんだ様子でした。

流し素麺の様子。写真には写っていませんが、カンボジア人スタッフによる実況中継付きで、大変盛り上がりました

また本七夕フェスティバルのメインスポンサーである株式会社ウラタ様の協力を得て、初の試みとなる流し素麺を実施しました。参加者からは大変好評で、多くの学生や家族連れの姿が見受けられました。皆初めて体験する流し素麺に興味津々で、カンボジアでも一般に食されている麺と似ているということもあり、味の方も好評のようでした。

会場の様子

今回のイベントではCJCCスタッフだけではなく、学生ボランティアがそれぞれのブースでイベントのサポートをしたり、約1カ月の練習を重ねた上記の寸劇や日本語の七夕の歌を披露したりしました。主に日本に興味のあるカンボジア人の学生たちがイベントの運営に関わったことで、彼らは更に日本文化の奥深さや日本の季節のイベントについて知ることができました。また当日はカンボジア人だけではなく、日本人も会場を訪れたことで、カンボジアと日本の文化交流の良い機会となりました。

日本文化紹介にとどまらず、カンボジアの伝統舞踊も披露しました。

両国の文化交流を促進することはCJCCの設立当初からの目的の一つであり、「今後も両国の人々がお互いの文化をより深く理解し、人々が交流できるような場を増やしていくことで、両国の相互理解を図っていきたい」とCJCCの所長であるカム・ウン氏は語っていました。