大江戸太鼓「在キルギス日本国大使表彰」受彰

2018年2月14日

 1月19日、キルギス日本センター(KRJC)に所属する和太鼓グループ「大江戸太鼓」が、日本とキルギスの関係の向上や深化、両国の文化交流等への貢献が認められ、在キルギス日本国大使館 山村嘉宏 特命全権大使より表彰を受けました。大江戸太鼓にとって、このような表彰は初めてのことです。
 
 「大江戸太鼓」は2004年、キルギス共和国日本人材開発センター(KRJC)で学んでいる日本語学習者のサークル活動として、当時KRJCに派遣されていた青年海外協力隊の指導のもと発足しました。以降、世代交代を繰り返しながらも現在まで約14年間に渡り和太鼓演奏活動を続け、キルギス国内の行事だけでなく、カザフスタンの企業や団体からの派遣依頼に応えることができるまでになりました。
 
 大江戸太鼓の現リーダーのアヴァゾヴァ・グリーザさんは、2008年に大江戸太鼓に加わり、継続して演奏活動に参加、2015年にリーダーとなってからは現在メンバー25名の大江戸太鼓を精力的に牽引しています。本受彰に際し、和太鼓を始めたきっかけ、和太鼓の魅力、今後の抱負などを語ってくれました。
 「和太鼓を始めたきっかけは、その当時日本語と日本文化を勉強していたことで、和太鼓の独特の音と優雅な動きなど、和太鼓演奏により更に日本への興味が強まりました。2008年から今まで約10年間和太鼓を続けていますが、長年続けている理由は、和太鼓演奏によって得られる感覚が一つです。和太鼓を演奏し始めると、身体中に喜びとアドレナリンを感じます。無になり、自分自身との対話ができ、自分自身が完成されたように感じることできます。そして同じように感じながら和太鼓を演奏する素晴らしい仲間の存在も継続の理由です。また、和太鼓を演奏することは、単なるパフォーマンスの披露ではなく、自己規律、チームワーク、目標達成など、様々な意味があると思います。和太鼓の演奏を通じて、このような日本文化をキルギス国民に伝えることができればと思っています。今後もチームで一丸となって演奏を続けていきます。将来、日本の有名な和太鼓チームと同じ舞台に立って演奏できる日が来ることを願っています。」
 
 大江戸太鼓の今後の活躍にご期待下さい!

【画像】

2018.1.19 在キルギス日本国大使公邸における授賞式