第三回NOBEO Café セミナー の開催

2019年11月21日

商業省アウンフトゥ副大臣

 11月5日、第三回NOBEO Café セミナーがMJC同窓会(MABA)、延岡・ミャンマー友好会およびミャンマー日本人材開発センター(MJC)の共催により、ミャンマーと日本の民間企業間のジネス・ネットワークの構築を目的として開催されました。

 午後1時半から始まったNOBEO Caféセミナーには商業省アウンフトゥ副大臣、マンダレー管区政府ミャットゥ財務・計画大臣、ミャンマー商工会議所連盟ミョーッテット副会頭、マンダレー商工会議所(MRCCI)チョーミン会頭、JICA唐澤事務所長とともに、今回は延岡市(および宮崎県)から過去最大の30人が列席し、全体で約500人が参加しました。

延岡ミャンマー友好協会清本会長

 セミナーオープニングでは主賓として出席した商業省副大臣からは、MABAメンバーである企業やマンダレー管区政府職員の努力によりスマートシティを目指すマンダレーの発展への貢献に対する謝意とともにマンダレー以外の地域での展開への期待が述べられました。また、具体的なビジネス連携が進展していることを高く評価すると述べるとともに、引き続き商業省としてこのようなセミナーや商談会に必要な協力を惜しまない旨の表明がありました。延岡ミャンマー友好会清本会長からは、延岡とマンダレーの協力は6年目になり、人的な交流が深まるとともに製造業以外にも観光ビジネスへと広がっていること、NOBEO Caféセミナーおよび延岡商工会議所とMABAのMOUを契機に双方のビジネス拡大につなげたいとの期待が述べられました。

個別企業面談

 開会挨拶に続いて延岡商工会議所とミャンマー日本人材開発センター同窓会(MABA)との間で経済交流促進に係るMOUの調印がUMFCCI副会頭、MRCCI会頭・前会頭、延岡ミャンマー友好会清本会長、延岡市議会松田議長の同席のもと行われました。 
コーヒーブレイクに続き、MABA事務局長よりノベオカフェの歩みとともに成果の紹介ののち、清本鐵工株式会社、松山塗料商事株式会社、安井株式会社より各社の事業紹介の後、登録受付順に3社との個別商談会を実施し、22社のミャンマー企業との商談会を実施しました。

トップミャンマー新工場開所式

 
 今回のセミナーに先立ち、同日午前9時よりトップミャンマー社の新工場開所式が行われ、約500人の訪問者がありました。同社では清本鐵工株式会社より2016年に寄贈された真空フライヤーのテスト機による商品開発に成功し、商業生産のため大型機材を購入し、10月に新工場に据付け完了しました。開所式では工業省工業監理・検査局エイエイウィン局長、清本邦夫社長から祝辞があり、今後のビジネス発展への支援や期待が述べられました。

観光セミナー グループ写真

 また、11月4日には、16時よりマンダレーホテル経営者協会、延岡観光協会、MJCの共催により観光セミナーを開催し、約80人が参加しました。マンダレー管区政府ミャットゥー観光大臣によるオープニングののち、マンダレーホテル経営者協会(MHA)キンマウントウエ副会長より、本年4月に延岡他を訪問した観光分野CEO研修での成果と取り組み状況の発表に続き、同研修にて好評であった「おもてなし:日本のホスピタリティビジネス」について、宮交観光桑山様、ホテルエンシティ延岡岩満様より紹介がありました。また、延岡観光協会谷平会長より延岡での新規イベントの開発による集客や様々な工夫についての紹介とともに延岡の魅力について熱のこもったプレゼンを頂きました。質疑では日本を訪問するにはどの季節が良いかなどの質問とともに訪問希望が寄せられました。

 なお、今回は約半数の方にはヤンゴンも訪問頂き、11月7日18時からヤンゴンでビジネスセミナーを開催し、事業紹介を行って頂いた清本鐵工株式会社と松山塗料商事株式会社とミャンマー企業36人がグループ商談会を行いました。ヤンゴン企業、日本企業双方のニーズを踏まえてヤンゴンでのノベオカフェセミナーの開催についても関係者で検討したいと考えています。

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