コロナウイルスに負けるな: モンゴルで日本センター事業が再開しました

2020年5月22日

【画像】モンゴル政府の新型コロナウイルス感染対策として2020年1月末から全教育機関の停止が指示され、モンゴル日本人材開発センター(MOJC)でも事業を停止しておりました。事業停止がおよそ4ヶ月及んだ後、モンゴル政府により2020年5月1日よりこの措置が緩和されたことから、MOJCではビジネス人材育成、日本語教育の一部事業を再開いたしました。

【画像】MOJC施設内での授業は、政府決定に従い受講生の最大人数を10名までとし、施設内立ち入り時には受講生に検温を実施しています。また、教室の座席間隔は1メートル以上開け、1時間半おきに教室消毒を徹底しています。事業再開後の最初の授業となったのはマーケティング基礎コースでしたが、10名の受講生が集まりました。

【画像】MOJC施設内での事業は一部再開しましたが、2020年5月21日時点でモンゴルでは商用国際便の運行を停止しているため、日モンゴル間の往来は限られています。またMOJC施設内でのイベントもまだ実施することはできません。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため事業運営に制限があるなかで、MOJCでは新たな試みとしてオンラインでの遠隔ビジネス研修の展開を進めています。

MOJCが位置するのはモンゴル首都ウランバートル。そこから西方約1,200km(道路距離)に位置するザブハン県の企業とインターネット回線で結び、日本で研修経験のあるMOJCの現地講師ダシマー先生による人事管理の授業を実施しました。モンゴルは日本の4倍もの広大な国土を擁し、移動に多くの時間がかかるため、これまでは地方企業向けの研修を行うことがなかなかできませんでした。MOJCでは、現在の事態を奇貨として授業のオンライン化、とくに地方企業に向けた研修の充実を進めていくことにしています。

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