ラオス日本センターで七夕夏祭りイベントを開催!

2022年8月24日

 2022年8月5日金曜日、ラオス国立大学にあるラオス日本センター(LJI:Lao Japan Human Resource Development Institute)で七夕夏祭りのイベントを開催しました。

 このイベントは、日本に興味のあるラオスの方々に、日本の七夕飾り、屋台グルメ、浴衣、手作りうちはなどを紹介し、体験してもらうために開催したものです。併せて、ラオス在住の日本人の方々にLJIのことを広く知ってもらうことも目的にしています。開催に当たっては、LJIに派遣されている後藤正敏ボランティア(2021年1次隊)とLJIが合同で企画・準備を行い、イベント当日は他のJICAボランティアの方々にもご協力いただきました。LJIでは、従来から、このような日本文化紹介イベントを開催していましたが、新型コロナウイルスの流行のため中止されており、これが約2年ぶりの対面イベントになります。イベント当日は、ラオス国立大学の学生の他、日本に興味のあるラオス人や、ラオスで生活している日本人など200人以上が来場し、大盛況でした。

 イベントでは、鮮やかな七夕飾りで彩られた笹に、願い事を書いた短冊がたくさん吊るされました。短冊の願い事は日本語で書かれたものが多く、ラオスにおける日本語教育の広がりも感じることができました。また、屋台では、焼きそば、かき氷、ラムネなど日本の屋台グルメが提供されました。さらに、希望者はLJIが用意した日本の浴衣を着ることができ、多くの参加者が色鮮やかな浴衣を着て七夕飾りの前で記念写真を撮っていました。

 なお、今回の催し物で一番人気があったのが「手作りうちわ」の体験会です。この催し物はビエンチャン県バンビエン群にある『Vangvieng Posa Handicraft』の協力を得て開催することができました。『Vangvieng Posa Handicraft』は、ラオスと日本(高知県・香川県)の伝統的な技術を掛け合わせて工芸品を作るグループです。これは、1996年頃、ラオス伝統技術の継承と産業の創出を考えていたラオス人とJICA専門家が協力して実現したものです。うちわは、伝統技術で作られた手漉き紙を使用していて、普通のうちわとは違った風情のある仕上がりになっています。また、工芸品の販売会もあり、多くの方々が興味を示し、購入していました。

 日本の伝統衣装である浴衣を着て、ラオスと日本の技術によって作られたうちわを持った参加者の姿から、ラオスと日本、両国間の絆を強く感じる事ができました。
LJIでは、この度のような日本に関するイベントをこれからも続けていきます。興味のある方は、是非、LJIのFacebookをフォローしてください。

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